戦前、日本のモータリーゼーションが産声をあげた頃、ガレージ赤坂の前身、小林工業所が港区赤坂の地で創業しました。やがて戦後になり赤坂や麹町界隈は外車販売の中心地として賑わい、小林工業所も修理業に邁進していきます。

その後自動車に華やかな時代が訪れ、駐留基地の米軍が持ち込む欧米のスポーツカーや政治家の高級セダンが頻繁に入庫しました。車両のオーナーには、白洲次郎氏や小林彰太郎氏という著名人をはじめレーシングドライバーから芸能人まで、様々なエンスージアストが訪れる工場でした。

長い年月を経て培った修理技術は、当時を知る熟練工によって受け継がれ、今日の職人技を支える礎となっています。